日光市の世界遺産「日光の社寺」門前町の老舗和菓子店で、冬の味覚の一つ「水ようかん」作りが進んでいる。
切り分けられる水ようかん=19日午後2時25分、日光市中鉢石町
水ようかんは水分が多く日持ちしないことから、冷蔵庫が普及する前は、気温の低い冬が旬とされていた。現在は夏場も食されるが、日光地区では今も正月によく食べられている。
創業130年を迎えた同市中鉢石(はついし)町の「三ツ山羊羹(みつやまようかん)本舗」では、19日も製造作業が行われていた。
おせち料理の一品としての需要が高まる29~31日に製造の繁忙期を迎える。三ツ山泰弘(みつやまやすひろ)社長(45)は「作り手として、お正月に食べるという文化を残していきたい」と話した。
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