栃木県内の中小旅行業者が出資する「栃旅協サービスセンター」(宇都宮市戸祭元町、酒井一則(さかいかずのり)社長)は19日までに、地域資源を活用した旅行商品の販売に乗り出した。第1弾として3月20日、次世代型路面電車(LRT)など、県内の三つの鉄道に乗車する日帰りツアーを実施する。
同社の母体の県旅行業組合によると、県内の中小旅行業者は後継者不足に加え、新型コロナウイルス禍で離れた団体客が戻らず、厳しい経営環境が続いている。20年前のピーク時は約230社だった加盟社は現在、約120社に減少した。
そうした中、業界の活性化を図ろうと、各社が持つ観光情報を基に旅行企画を立ち上げた。地域の特色を生かしたツアーを継続して展開し、県内全体への誘客促進を狙う。また開発や集客のノウハウを加盟各社で共有し、中小旅行業の経営力の底上げにつなげる。
第1弾は、ローカル線に特化したツアーを考案。全国的に注目を集めているLRTの車両基地見学をはじめ、LRT、JR烏山線、真岡鉄道に乗車し、ローカル線を満喫できる旅とした。募集は45人で、代金は大人が1万3千円、4歳~小学6年の子どもが9千円。
集客は同社のホームページや、宇都宮ライトレールの交流サイト(SNS)で行う。同社の担当者は「個々の企業で新たな企画に取り組むには、関係各所との調整や交渉に時間がかかるなどハードルが高い。まずは私たちが、各社の参考となるフォーマットを作っていきたい」としている。
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