火を囲みながら白石専務(左)の話に耳を傾ける生徒たち

 【矢板】横浜市のクラーク記念国際高横浜キャンパスの生徒15人は21、22の両日、市内で里山保全について学ぶ1泊2日の合宿を行った。生徒たちは林業従事者の話を聞いたり、里山保全に貢献できるスポーツを体験したりしながら知識を深めた。

 イベント企画などに携わる合同会社「四拾萬堂」(末広町)の代表で元市地域おこし協力隊の四十万直人(しじまなおと)さんと同校が、市内を学習のフィールドとして活用する教育プログラムをつくろうと企画。四十万さんが自然アクティビティーを体験できる合宿内容をコーディネートした。

 生徒たちは旧長井小で間伐材を活用した新スポーツ「棍棒(こんぼう)」を体験。市内で活動する「矢板棍棒野獣(ビースト)」が協力し、丸太に置いた木の棒を棍棒でたたいてどれだけ飛ばせるかを競う棍棒飛ばしを楽しんだ。早川町のデカーレ矢板(旧シャープ栃木工場跡)では工場跡地を見学し、今後どのように活用できるかを考えた。

 夜には同校でキャンプファイアを囲みながら、長井の高原林産の白石盛人(しらいしもりひと)専務による里山保全の実態に関する講話を聞いた。白石専務は伐採が保全にどうつながるのかや、間伐の役割について分かりやすく説明した。

 参加した2年田中誠二郎(たなかせいじろう)さん(17)は「木を切ることは自然破壊になると思っていたが、自然を守る循環につながると知って驚いた」と話していた。