収録の打ち合わせで和顔地蔵について説明する高岡住職(左)=3日午後、宇都宮市昭和2丁目

 東日本大震災をきっかけに、茂木町木幡の慈眼寺住職高岡哲也(たかおかてつや)さん(66)=宇都宮市=は栃木放送のラジオ番組「あなたの心の杖(つえ)」で、仏教の教えに基づき日常の中で感謝や思いやりの心を持つ大切さを伝えている。「いつかは大切な人との別れが訪れる現実に気付いてほしい」。被災地とのつながりから抱いた思いを胸に、声で人々を元気づけている。

 高岡さんは浜松市出身。飲食店経営や芸能マネジャーなどを経て、結婚を機に1998年、妻の実家である茂木町山内の萬福寺の副住職として仏門に入った。現在は慈眼寺の住職を兼ねている。

 震災時は寺も被災し、停電で情報が十分に得られなかった。1カ月後、同じ宗派の寺の住職から東北地方の被害状況を聞き、