長男の奏大くんを優しく見つめる吉田さん(右)=3日午後、宇都宮市内

 宮城県気仙沼市出身の看護師吉田愛佳(よしだあいか)さん(31)=宇都宮市=は育児に悩む親の居場所づくりに奔走している。活動名は「月のこもれび」。原点にあるのは東日本大震災の被災後、停電した町で見上げた夜空だ。津波で祖父母を失い、暗闇の中で喪失感に直面する自分たちを、月の光と星々が静かに照らしていた。「あの日の夜空のように、つらい人々をそっと照らす存在になりたい」

 吉田さんは3歳の長女と9カ月の長男を育てながら、居場所づくりの準備を進めている。震災当時は高校1年生だった。