まちなか支局に異動してまもなくのこと。宇都宮城址公園で工事が行われていることに気付いた。ここには確か櫓(やぐら)があったはずだけど…。囲いの中でどんな作業が行われているのか、調べてきました。

本丸の隅に建てられた清明台。天守を持たない宇都宮城のシンボルで、武器庫としても使われたという(ドローンから)
本丸の隅に建てられた清明台。天守を持たない宇都宮城のシンボルで、武器庫としても使われたという(ドローンから)

まずは予習

 工事現場に入る前にざっと歴史をおさらいしましょう。宇都宮城は平安時代に築いた居館が起源とされます。鎌倉~戦国時代にかけては宇都宮氏、江戸時代には譜代大名が入れ替わりで城主に。なかでも本多正純(ほんだまさずみ)は城と城下町の大改修を行ったと言われています。戊辰戦争によって失われたものの、2007年に本丸の一部が復元されました。復元から20年を前に昨年から修繕が行われ、現在は清明台(せいめいだい)で作業が進んでいます。

いざ内部へ!

 案内してくれるのは工事を請け負う片島建設工業(南大通り1丁目)の片嶋紳隆(かたしまのぶたか)常務(56)。同社は宮大工の系譜を継ぐ明治10年創業の老舗で、再建時の施工も担っていたそう。ではさっそく、ヘルメットをかぶって立ち入り禁止の内部に潜入です。ドキドキするなぁ。