栃木と茨城、群馬、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地で26日に目撃されたクマらしき動物。遊水地には大量のイノシシが生息しており、過去にもあった同様の目撃情報では見間違いが指摘されていたものの、今回の動物は木に登っていたためイノシシではないとの見方が有力だ。現時点でクマがいる可能性は捨てきれないとして、関係機関は近隣住民や利用者らに警戒を呼びかけている。

クマらしき動物が登っている姿が目撃された桑の木(栃木市提供)
クマらしき動物が登っている姿が目撃された桑の木(栃木市提供)

 遊水地を管理する国土交通省利根川上流河川事務所や小山、栃木両市、小山署などに取材し、現時点で判明している情報や行政の動きなどをまとめた。

 そもそも遊水地周辺に山はなく、行政がクマの個体や痕跡を正式に確認したことは一度もない。

 今回、クマらしき動物が目撃されたのは26日午前10時半ごろ。小山市下生井と栃木市藤岡町部屋との市境付近の渡良瀬遊水地で、国の委託業者の湿地調査員が発見した。 

 調査員が当時いたのは