ディーゼル機関車に引かれ、道の駅湯西川の前の鉄橋を通過するSL大樹

 東武鉄道などが6月下旬に東武鬼怒川線・下今市-JR会津若松間で特別運行する、SL大樹「土津(はにつ)」の試運転が4日、同区間で行われた。機関士の習熟を目的とするもので、全行程を約7時間かけて走破した。

 特別運行は東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本の連携で実現し、試運転は通算4回目。車両の先頭に試運転を示すヘッドマークを付け、本県から福島・会津田島駅の区間は、最前部にディーゼル機関車が連結され、けん引した。

 今回はメディアへの内覧なども兼ねて関係者約50人が乗車。沿線では、試運転を知った鉄道愛好家や地元住民らがSL大樹の勇姿をカメラやスマートフォンに収めていた。

 全行程で大きなトラブルなく試運転を終え、東武鉄道下今市機関区の真壁正人(まかべまさひと)機関区長(50)は「52年ぶりの会津への乗り入れは感無量」と感慨深げ。会津田島駅でSL大樹の写真を撮っていた宇都宮市江野町、会社員根本重法(ねもとしげのり)さん(27)は「ディーゼル機関車がSLを引っ張る面白い編成。本番も見に来たい」と話していた。