【栃木】縄文土器をテーマにした教科横断型授業が1日、小野寺小で開かれた。6年生22人が縄文土器を基に縄目の文様を作る工作体験や、自然素材を使った音作りを楽しんだ。

自然素材で音を作る児童
自然素材で音を作る児童

 同小は2006年度から、市内の遺跡の発掘調査を行う国学院大栃木短大と連携し、児童と学生が音楽を通して交流する表現活動交流会を開いている。18年度からは考古学と音楽を組み合わせて開発した体験学習会を実施している。

 この日、講師を務めた国立歴史民俗博物館の中村耕作(なかむらこうさく)准教授と同短大の都留覚(つるさとる)教授は、土器の使用目的や文様の意味を説明した。

粘土を使って縄の文様作りに挑戦する児童
粘土を使って縄の文様作りに挑戦する児童

 児童は粘土を使って縄目の文様作りに挑戦。縄や貝を粘土に押しつけながら作品を完成させた。

粘土を使って縄の文様作りに挑戦する児童
粘土を使って縄の文様作りに挑戦する児童

 土器を見たり触れたりして感じた「ざらざら」「ずっしり」などの感想を音でも表現した。児童は四つの班に分かれクヌギ、シカの角など当時も存在した自然素材をたたいたり、こすったりして合奏を楽しんだ。

 ヒョウタンにトチノミを入れて演奏していた安代怜平(あじろりょうへい)さん(11)は「土器の『でこぼこ』を音で再現した」と声を弾ませた。中村准教授は「複数教科の視点から縄文人の暮らしを考えてもらいたい」と話した。