東武鉄道や野岩鉄道などが連携したSL大樹(たいじゅ)「土津(はにつ)」の特別運行が27日、日光市の東武鉄道下今市駅と福島県のJR会津若松駅間で行われた。会津地域へのSL乗り入れは52年ぶり。会津鉄道の会津田島駅では、福島県への歓迎イベントなどと合わせた出発式が盛大に開催された。

乗客を乗せ、会津の鉄路を駆け抜けるSL大樹「土津」=27日午後2時55分、福島県下郷町
乗客を乗せ、会津の鉄路を駆け抜けるSL大樹「土津」=27日午後2時55分、福島県下郷町

 SL大樹が下今市駅を定刻に出発すると、沿線は大きなにぎわいを見せた。撮影スポットには多くの鉄道愛好家が人垣をつくり、線路と並行した国道では、その姿を見ようと車が連なって走る様子も見られた。

 会津田島駅での出発式には、福島県の内堀雅雄(うちぼりまさお)知事や会津地域の各市町村長、日光市の瀬高哲雄(せたかてつお)市長らが勢ぞろい。会津地域へのSL乗り入れを祝った。

終着駅に到着したSL大樹「土津」=27日午後4時55分、会津若松駅
終着駅に到着したSL大樹「土津」=27日午後4時55分、会津若松駅

 乗客の東京都町田市、会社員杉田幸浩(すぎたゆきひろ)さん(43)は「こんなにも長距離を走るSLは全国的に珍しい。旅を満喫できた」と話していた。28日のSL大樹は同じ行程を下今市駅に向かって走る。

「会津彼岸獅子」の獅子舞で出迎えられるSL大樹「土津」の乗客ら=27日午後5時10分、会津若松駅
「会津彼岸獅子」の獅子舞で出迎えられるSL大樹「土津」の乗客ら=27日午後5時10分、会津若松駅