「松竹大歌舞伎」のチラシ

八代目尾上菊五郎

「松竹大歌舞伎」のチラシ 八代目尾上菊五郎

 「松竹大歌舞伎」(とちぎ未来づくり財団主催、県、下野新聞社共催、栃木トヨタ自動車特別協賛)が17日午後2時から、県総合文化センターメインホールで開かれる。

 昨年5~6月に東京・歌舞伎座で襲名した八代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)の襲名披露公演。出演者には片岡愛之助(かたおかあいのすけ)ら豪華な顔ぶれが名を連ねる。江戸時代の市井に生きる人々の姿を描き出した世話物の名作「魚屋宗五郎」、大ヒット映画「国宝」にも登場した人気舞踊の名作「藤娘」、曽我兄弟のあだ討ちで知られる曽我五郎が題材の舞踊「雨の五郎」の3演目と、襲名披露口上を行う。

 今月7~31日に全国19カ所で行われている巡業の一環。本格的な歌舞伎を楽しめる「大歌舞伎」の上演は、同ホールでは3年ぶり。襲名披露公演は、2017年の八代目中村芝翫(なかむらしかん)の襲名披露以来9年ぶりとなる。同センター開館35周年記念事業でもある。

 尾上菊五郎は、市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)と並ぶ大名跡。八代目の襲名後も、父の七代目菊五郎は名前を変えていないため、史上初めて2人の菊五郎が並び立って話題になった。八代目は上品な美しさの女形、世話物、新作歌舞伎まで幅広く取り組み、テレビドラマにも多数出演するなど活躍している。

 今回の公演では八代目が「藤娘」で若い娘姿の藤の精を舞う。「魚屋宗五郎」では、主人公の温厚で正義感の強い魚屋・宗五郎を演じる。製作発表記者会見では「『江戸の情』をしっかりと感じていただける舞台にしたい」と意気込んだ。

 市村橘太郎(いちむらきつたろう)、坂東彦三郎(ばんどうひこさぶろう)、中村雀右衛門(なかむらじゃくえもん)らも出演する。

 全席指定。二等席6千円、25歳以下が対象の二等席「栃木トヨタ未来シート」3千円。特等席と一等席は完売。(問)県総合文化センタープレイガイド028・643・1013。