昨年は撮影スポットとして、木製のブランコを各会場に設置した。益子町の担当者は「写真を撮るために長い行列ができて、30分待ちという時間帯もあった」とその人気に驚く。
今年は写真共有アプリ「インスタグラム」を活用したフォトコンテストの実施も検討されている。
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野木町の「ひまわりフェスティバル」の会場では、地元住民でつくる「野木ひまわり協議会」が約30万本のヒマワリの栽培を担っている。知久善一(ちくぜんいち)代表(69)は「イベント当日に合わせて咲くように管理するのは大変。時期が近づくと、関係者はしょっちゅう畑を見に来る」と目を細める。
気温や雨風など天候に左右され、開花のタイミングを読むのは難しい。それでも町の「一大イベント」のため、協議会のメンバーや周辺住民が草取りや間引き作業に汗を流している。
5月下旬の作付けを前に知久代表は「来てくれるお客さんのために、できるだけきれいな花を見せたい」と意気込む。
町同士、町民の力が合わさって、今年もヒマワリ畑に笑顔の花が咲く。
【メモ】各町のイベント 野木町「ひまわりフェスティバル」は7月26~28日、益子町「益子のひまわり祭り」は8月10~18日、上三川町「かみのかわサンフラワーまつり」は8月23~25日に開催予定。
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