第104回全国高校野球選手権は13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦4試合を行い、本県代表の国学院栃木(37年ぶり2度目)は第3試合で前年優勝校の和歌山県代表・智弁和歌山(5大会連続26度目)に5-3で勝利した。初の3回戦進出で県勢の3回戦進出は2019年の作新学院以来3年ぶり。

 国学院栃木は初回、長田悠也(ながたゆうや)の2点左前適時打で先制。1点勝ち越しを許した直後の六回、バント安打で出塁した槙本嵩大(まきもとたかひろ)を一塁に置き、平井悠馬(ひらいゆうま)が三塁線を破る適時二塁打を放ち同点。続く鈴木友(すずきゆう)の投手強襲内野安打で無死一、三塁と好機を広げると、長田の左翼越え適時二塁打で勝ち越した。八回には先頭打者の平井が左翼席へソロ本塁打を放ちリードを広げた。

 投手陣は先発の左腕中澤康達(なかざわこうたつ)から小刻みに継投。2回2失点で中澤が降板した後は平井、中川真之介(なかがわしんのすけ)が五回まで無失点に抑えた。六回からエース盛永智也(もりながともや)が登場。六回に1点を失ったが、七回以降は強気の投球で強打の智弁和歌山打線をねじ伏せた。

 国学院栃木の3回戦は大会11日目の16日第2試合で熊本県代表の九州学院と対戦する。


【電子号外】国学院栃木金星 昨夏王者の智弁和歌山を撃破(8月13日)