第104回全国高校野球選手権は16日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦4試合を行い、本県代表の国学院栃木(37年ぶり2度目)は第2試合で熊本県代表の九州学院(7年ぶり9度目)に0-4で敗れた。チームとして初、県勢として2019年の作新学院以来3年ぶりの準々決勝進出はならなかった。
国学院栃木は主将の平井悠馬(ひらいゆうま)が先発。初回に1点を先制されたが、二回は三者凡退で抑えた。三回から登板した中澤康達(なかざわこうたつ)が2回無失点。五回から投げた中川真乃介(なかがわしんのすけ)はピンチを背負いながらも1回を無失点で切り抜けた。
六回からエースの盛永智也(もりながともや)が登板。六回は無失点に抑えたが、七回2死走者なしから連打を浴びて失点。八回も四球や長打などで2点を許した。
打線は九州学院の2年生エース直江新(なおえあらた)の伸びのある直球と緩急に苦しみ、七回まで2安打と攻略の糸口をつかめなかった。八回に敵失や原野泰成(はらのたいせい)の内野安打などで築いた1死一、三塁の好機も生かせず無得点。九回は先頭打者の平井が左前打で出塁したが、後続が続かず最後まで得点を奪うことができなかった。