人文字をつくり上空のドローンに向けて手を振る近隣住民たち

 【那須塩原】本年度末に閉校する大貫小の最後の運動会が17日に開かれた。通常の運動会に加え、閉校記念として「地域運動会」が行われ、秋晴れの下、16人の児童と卒業生や近隣住民ら120人が一体となって盛り上がった。

 地域運動会では小学校の歴史や設備などについて○か×かで答える「大貫小ウルトラクイズ」が行われ、参加者は「大貫小には畳の部屋がある」「校長先生は50代目」などの問題に挑戦。優勝者には地元産のナシが贈られた。最後は大貫小の頭文字「大」を全員が人文字でつくり、小型無人機(ドローン)で撮影した。

 6年木村羽琉(きむらはる)君(11)は「たくさん応援してもらってうれしかった。いい思い出になった」と感謝。地域運動会を企画した閉校準備委員会の印南良夫(いんなみよしお)会長(65)は「多くの住民の方が集まってくれて同窓会のような雰囲気になった。活気がある学校の様子を目に焼き付けてくれたとしたらうれしい」と話した。