枯死した木が目立つ市役所近くの広葉樹林

 織姫公園や両崖山などがある市役所西側の足利県立自然公園で、広葉樹がまとまって枯れる伝染病「ナラ枯れ」が原因とみられる樹木の枯死が拡大している。栃木県県南環境森林事務所と市は、今月下旬にも調査を始める予定。市民からは「拡大を防ぐため、しっかり対策を講じてほしい」との声が上がっている。

 ナラ枯れは、ナラ菌を保有する昆虫「カシノナガキクイムシ」が産卵のため幹の中に侵入して発生する。市内では2020年9月に県内で初めて、同公園周辺の西宮町でコナラなど34本が感染しているのが確認された。