人見さん(中央)と細川さん(右)

 【さくら・高根沢】特殊詐欺被害を防いだとして、さくら署はこのほど、栃木銀行宝積寺支店の副業務役人見美則(ひとみみのり)さん(54)と窓口担当細川有紀(ほそかわゆき)さん(53)に感謝状を贈った。

 2人は9月12日、来店した60代男性の「30万円を振り込みたい」という申し出に対し、振込先などから詐欺を疑い、警察に通報して被害を防いだ。

 人見さんは「お客さまと話を進めていくと、見えてくる課題がある」とコミュニケーションの重要性を挙げた。細川さんは「行内に報告、相談しやすい環境がある」と説明。2人は「署も連絡をしやすい雰囲気がある」と口をそろえた。

 人見さんは、特殊詐欺被害を1年間に3回防止した功績で6月、県警から県内4人目の「声掛けゴールドマイスター」に委嘱されている。