1922年に「茂木町立茂木実業補習学校」として設置され、今年4月に100年の歴史を刻んだ茂木高で28日、創立100周年記念式典が行われた。生徒、教職員、来賓ら約600人が節目を祝った。
式辞で高野龍太郎(たかのりゅうたろう)校長は沿革を振り返り「伝統を受け継ぎ、しっかり学び、生きる力を身に付け、自己実現を果たしてほしい」と生徒たちを激励した。
同校は2003年に進学型総合学科高校に再編され、近年は地域連携の「ゆずも学」や公営塾設置などの先進的取り組みでも注目されている。
創立100周年記念事業実行委員長で同窓会長の古口達也(こぐちたつや)町長は「本校の存在感は年々増しており、町民の宝であり誇り。固い絆で茂木高を盛り上げ、次の50年、100年につなげていこう」と呼びかけた。
生徒代表あいさつで前生徒会長石塚飛澪(いしづかひらい)さん(3年)は「国内外で活躍する先輩方に倣い、社会の発展に力を尽くせる人材になれるよう励みたい」などと一層の精進を誓った。
キャスター・ジャーナリスト大越健介(おおこしけんすけ)さんが記念講演し、日本体育大のチアリーディング演技も披露された。