【芳賀】「野元川を愛する会」は11日、芳賀南小の3年生約40人によるウグイの放流体験会を同校近くの野元川で開いた。
会は、「芳賀工業団地工場排水野元川放流反対期成同盟」が前身で、1989年に発足した。現在は約30人の会員がおり、町内河川の水質監視などに取り組んでいる。ウグイの放流は子どもたちに川への関心を持ってもらうことを目的に毎年行っている。
ウグイは約2千匹を用意した。子どもたちはバケツに入れたウグイを手でつかんだりバケツを水に漬けたりして歓声を上げながら放流した。平石纏(ひらいしまとい)さん(9)は「魚の放流は久しぶりだったので、急に跳ねた時はびっくりした。大きく育ってほしい」と願っていた。