地域の特性を生かした景観づくりや建築水準の向上に寄与する建築物を表彰する本年度の県マロニエ建築賞に下野市の「吉田村Village」が選ばれ、30日に県公館で表彰式が行われた。
表彰は、県や県建築士会など7団体が主催。美しい景観に配慮したまちづくりに対し、県民の意識高揚や建築活動の活性化を図ろうと毎年行っている。
吉田村Villageは、築80年の大谷石蔵を物販店舗や宿泊施設に改修した。石を積み上げていく「組積造(そせきぞう)」から鉄骨造に変えて外見の石蔵を生かしたことや、地域活性化に寄与する取り組みなどが評価された。
同賞には本年度、35作品の応募があり、優良賞に一般住宅2作品と真岡市庁舎が選ばれた。
優良賞は次の通り。
宇都宮市FS邸4G-house(宇都宮市)真岡市庁舎(真岡市)山の麓、川の畔At the foot of the hill along the river(足利市)