宇都宮大の教員らで活動する「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」(田巻松雄(たまきまつお)代表)などは3日、自主夜間中学について考える連続研修会の初回「札幌、千葉、奈良からの実践報告と座談会」をオンラインで開催する。研修会は約1年掛けて数回実施する。
同会によると、ボランティアらで運営する自主夜間中学は全国に約40ある。外国人や高齢者などの学習者や活動内容は多様で、団体同士の横のつながりはあまりなかったという。連携し共に学び合おうと、研修会の開催を決めた。
初回は札幌市、千葉市などで自主夜間中学運営する担当者の実践報告や、同会の役員らも交えた座談会を行う。田巻代表は「親睦を深めるとともに、夜間中学を多くの人に広く知ってもらいたい」と話す。
午後5〜7時半。参加無料で定員300人。宇都宮大国際学部付属多文化公共圏センターのホームページなどから視聴できる。