【壬生】親子がおもちゃで自由に遊ぶ催し「おもちゃ図書館トイトイ」がこのほど、安塚のグループホーム「せせらぎ会ゆるり」で始まった。月1回のペースで開く。
「おもちゃ図書館」は障害児が気軽に遊べる場として、国内では1980年ごろから広まった。たくさんのおもちゃで遊ぶことができ、貸し出しも行っていることからその名が付いた。
県内でも数カ所開かれているが、町内にはなかったため、家族に障害者がいる民生委員や元教員ら9人が「自分たちで居場所をつくろう」と半年ほど前に準備を始めた。
おもちゃはNPO法人「おもちゃの図書館全国連絡会」(東京都)から寄贈を受けたり、支援者からの寄付金で購入したりした。ぬいぐるみや乗り物のおもちゃ、障害児のために開発されたパズルなど、さまざまな遊具をそろえている。
11月の開催日には近所の親子8組が訪れ、おもちゃ遊びを楽しんだ。小椋理香子(おぐらりかこ)会長(61)は「障害がある子もない子も、一緒に遊べる場として長く続けたい」と話す。
毎月第3日曜の午前9時半~正午に同所で開催。次回は18日。無料。子ども1人につき、おもちゃ1点の貸し出しもしている。