【佐野】商品企画や販売力を競う大会「第15回熱血!高校生販売甲子園」(同実行委員会主催)が群馬県高崎市で11月に開かれ、本県から唯一出場した佐野清澄高のチーム「佐野戦隊!きよすみん」が3位に入った。
販売甲子園は、高校生が商品の企画から販売までを行い、一般客による投票と、審査員による売り上げ、利益、演出、地域性の評価で順位を競う。3年ぶりの対面形式となった今回は10校が出場した。
佐野清澄高は生活デザイン科2年生7人のチームが出場。本県と佐野市の魅力発信をテーマとし、市の郷土料理「耳うどん」と、県産品を使った「いちごマフィンとゆずパウンドケーキのセット」を販売した。
販売会場は高崎市内の街頭の一角。同校チームは接客と調理の担当に分かれ、大会2日間で耳うどん135食、マフィンとケーキのセット130食を完売した。
同校は19年に準優勝の成績も残しており、接客担当の高柳華蓮(たかやなぎかれん)さん(17)は「優勝できなかったのは悔しい」としながらも、「調理技術だけでなく接客も大切なのだと学べた」と振り返った。
監督の長山滉(ながやまひろし)教諭は「本県を背負ったような思いで臨んだ。完売でき、少しでも佐野や本県をPRできたのではないか」と話した。