下野新聞社と下野新聞下野会は24日、県総合文化センターで、第19回「新聞を読んで」感想文コンクールと第11回しもつけ新聞スクラップ作品コンクールの表彰式をそれぞれ行い、入賞者に表彰状などを贈った。
感想文コンクールには県内小中高校から計1082点の応募があり、入賞者40人と学校賞6校が選ばれた。審査員の笹崎孝太郎(ささざきこうたろう)下野会副会長は「記者がどのような思いで書いた記事か考え、自分の体験談とともに本質を表現した優秀な作品ばかりだった」と評した。
小学校部門で最高賞の下野会賞を受賞した那須塩原市大原間小6年小林淑佳(こばやしすみか)さん(11)は、人の心理効果を利用して望ましい行動を促す「ナッジ」という言葉を新聞記事で知った。「これだという記事と出合い、気持ちや考えをうまく表現できた」と笑顔を見せた。
スクラップ作品コンクールは小中学生から計407点の応募があり、入賞した21点25人と学校賞6校を表彰した。講評では「興味関心があることを追求し、考察を深めている」「戦争やジェンダーなど世相を反映した作品が目立った」などの意見があった。
「栃木の神事と人々の輪」をテーマに下野会賞に輝いた小山城南中3年杉原花歩(すぎはらかほ)さん(14)は書道や切り絵などで和風テイストを取り入れ、「得意分野を生かして賞を頂き、とてもうれしい」と喜んだ。