渡良瀬遊水地の湿地保全活動を支援する自動販売機が小山市下生井の市渡良瀬遊水地コウノトリ交流館に設置され、26日、除幕式が行われた。売上金の一部が市に寄付される。
コカ・コーラボトラーズジャパンと市が同日結んだ、持続可能な開発目標(SDGs)推進に関する連携協定の一環。同社は交流館のほか、道の駅思川など市内8カ所にも同様の自販機の設置を予定している。
自販機の本体には青空とヨシ原が広がる遊水地の風景写真や、国の特別天然記念物コウノトリのイラストが施され、「売り上げの一部は遊水地の湿地保全活動に役立てられます」と記された。
除幕式で同社の山田浩史(やまだひろし)ベンディング東日本地区統括部長は「コウノトリと共生できる環境の維持推進に役立ててもらえれば」とあいさつ。自販機の設置以外でも、SDGsの普及啓発に向けた市との協働事業を展開する考えを示した。