宇都宮市下ケ橋(さげはし)町の水田にハクチョウ約190羽が飛来し、越冬のために羽を休めている。
水田は地元住民らでつくる「SK(下ケ橋・河原地区)農村環境保全会」が稲刈り後も水を張ったままにしている「ふゆみずたんぼ」。ハクチョウは15年ほど前から見られるようになり、冬の風物詩になっている。
同会によると、今季は先月初旬に飛来した。早朝から水田で過ごし、夕方にねぐらの鬼怒川方面へ飛び立つ。ハクチョウの真っ白な姿と青空が映り込んだ水面が、約2・4ヘクタールの水田を彩っている。
例年、3月上旬にシベリア方面へ飛び立っていく。同会の桜井忠夫(さくらいただお)会長(81)は「きれいな田んぼだから来てくれる。驚かさないよう静かに見守ってほしい」と話している。
水田の場所は、県道氏家宇都宮線・東下ケ橋交差点から北東。(問)桜井会長028・673・2888。