【鹿沼】佐藤信(さとうしん)市長は5日の定例記者会見で、スポーツイベントや伝統行事で認めている市職員の副業に、「農業」を追加すると発表した。下草刈りなど特定の作業に限定し、新型コロナウイルス禍や高齢化で人手不足に悩む農家を手伝う狙い。「いちご市職員セカンドジョブ認定制度」と銘打って4月にスタートさせる。市によると、農業で副業を認めるのは県内初。
今回の取り組みは、市職員が農家の悩みを解消しようと発案した。市は1963年から職員の副業を認めている。移住者セミナーなどの講師やスポーツイベントの審判、消防団活動、伝統行事などが対象。2021年度は53人、本年度も今月5日までで53人が副業に当たった。
公務員の副業は、地方公務員法で原則禁止となっているが、市長ら任命権者の許可があれば可能。
残り:約 266文字/全文:626文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする