流産や死産を経験した人の支援をする「カーネーションの会」メンバーら

 県北で流産や死産の悲しみを抱える人の心のケアに取り組んでいる「カーネーションの会」=仲山水生(なかやまみお)代表、10人=は、赤ちゃんを亡くした母親と父親に寄り添う冊子「大切な赤ちゃんを亡くされたあなたへ」を作成した。会員の助産師や医師らが編集し、母親と父親それぞれに向けて悲嘆のプロセスや心身の変化、パートナーとの接し方などを紹介している。

 「ママのおなかに新しいいのちが宿ったあの日からこれまで たくさんの思いを抱えながら過ごされてきましたね」「みんなみんな 本当によくがんばったね」-。母親向けの冊子の巻頭には、ねぎらいの言葉が並ぶ。