【日光】昨年秋に7回目となる「日光国立公園マウンテンランニング」を開いた一般社団法人「YAMA ASOBI(やまあそび)」の佐々木理人(ささきりひと)代表(33)らが23日、市役所に粉川昭一(こなかわしょういち)市長を訪れ、第7回大会の終了と今後の展望を報告した。
大会は昨年11月12、13日に奥日光や霧降高原を舞台に15キロ〜57キロの三つのトレイルランニングコースで開催した。参加者は県内外から1576人。宿泊や飲食、お土産など市内にもたらした経済効果は推計で約9300万円だった。
今後の目標としては、外国人選手の受け入れ態勢の検討、通年での国内外ツアー化などを挙げた。
「行政や企業と連携を深める」(佐々木代表)ため、運営主体を実行委員会から法人化。「トレイルランニングは新しいスポーツ。(普及を図るため)サポートしつつ、地域との関わりをつくっていきたい」と話す佐々木代表に、粉川市長は「行政依存の事業が多い中で、ここまで自立してやっていただける事業は少ない。手伝えることはあるので、何かあれば相談してほしい」と応じた。