キンキンに冷えたつゆとそばを寒い季節にいただく。山形県の名物「冷やし肉そば」(850円)だ。行列のできる同県の「そば処かつら北町分店」が監修した。
肉は親鶏のもも肉と胸肉を使用する。廃棄処分されることも多いが、筋肉質でコリコリとした食感が特長という。冷水で1分弱締めたそばはこしが強く、のどごしの良さを最後まで味わうことができる。
「おくりや+プラス」は昨年11月、創業60年以上の葬儀社「まちの葬儀屋さん『おくりや』」(小山市神鳥谷(ひととのや))が開業した。
奥澤亮(おくざわりょう)代表取締役(45)が2014年にボランティア活動で同県を訪れた際、寒い中で食べて衝撃を受けたのが冷やし肉そば。そば処かつら北町分店に7年以上通い続け、同店の味を提供できるようになった。
店内は車いすやベビーカーでも入りやすいよう広々とした造り。気軽に利用してほしいという思いが込められている。
奥澤さんは「高齢の方や家族連れなど多くの人に食べに来てほしい。健康に良いとされるそばで、長生きの手助けを少しでもしたい」と話している。
▼メモ 小山市神鳥谷2の32の3。午前11時~午後5時。火曜定休。(問)0285・32・7070。