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収穫最盛期を迎えた冬ニラ=23日午後3時30分、鹿沼市南上野町

 栃木県内一のニラ生産地・鹿沼市で、冬ニラの出荷作業が最盛期を迎えた。

 JAかみつが鹿沼にら部によると、冬ニラは葉幅が広くて柔らかく、甘みも強いのが特長。今の時季は前年春に植えた新株から収穫した「一番ニラ」が多く出荷されているという。

 同部部長の同市南上野町、農業石川順一(いしかわじゅんいち)さん(60)方では、ハウス16棟で2品種を栽培。23日はハウス内に青々とした香りが広がる中、家族ら3人で背丈が45〜50センチほどに育ったニラを手際よく刈り取っていった。

 石川さんは「寒さで葉は少し伸び悩んでいるが、品質はいい。この時季ならではの味を楽しんでもらえれば」と話す。主に首都圏の市場に出荷されるほか、地元の直売所などでも販売する。