栃木市藤岡町内野の渡良瀬遊水地内で30日に発生した火災で、栃木署は1日、ヨシや下草の焼失面積を約120ヘクタールと発表した。

 栃木市消防本部は当初、焼失面積は約300ヘクタールとみていたが、防災ヘリから撮影した写真を基に算出したところ、約120ヘクタールだったという。

 市が昨年2月に設置した国の特別天然記念物コウノトリの人工巣塔への被害はなかった。巣塔はヨシ焼きの際の延焼防止として、昨年12月に約50メートル四方を除草して中心部に砂利を敷いていた。