豆をまく参列者ら

豆をまく参列者ら

豆をまく参列者ら 豆をまく参列者ら

 節分の3日、日光市山内の世界遺産「日光の社寺」(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)で節分行事が営まれた。

 輪王寺では正午から、本堂「三仏堂」で「節分会追儺(せつぶんえついな)式」が行われた。追儺式は2回に分けて実施され、年男や年女など計約90人が参列。法要が執り行われ、参列者や山伏姿の僧侶は「福は内、福は内」などと声を出して豆をまいた。

 同寺の鈴木常元(すずきじょうげん)総務部長(66)は「昨年はいろんなことがあり世の中が乱れたような年だった。節分は厳しい冬を越え春を迎えるために心を新たにする日なので、希望を持って追儺式を行った」と話した。

 このほか、東照宮と二荒山神社でも節分行事が行われた。各社寺は新型コロナウイルス禍を考慮し、3年連続で縁起物をまく「がらまき」を見送るなど規模を縮小して実施した。