つけ麺カレーそば

黒尾文彦さん

つけ麺カレーそば 黒尾文彦さん

 カレーの香りが食欲をそそる熱々のつけ汁に、二八そばと揚げもちを加える。程よい辛さのそばと、ほんのり甘い揚げもちの相性は抜群で、この一品を求めて通うリピーターの存在もうなずける。

 つけ麺カレーそばは、店長の黒尾文彦(くろおふみひこ)さん(47)が「自分が食べたいと思って作った」という人気メニュー。つけ汁は、喉越しよく食べられるようにと、地元産のジャガイモ、タマネギ、ニンジンを炒めて作ったペーストと、カレー粉などを煮込んで仕上げている。揚げもちは、常連客からの要望に応える形で用意するようになったという。

 そばは、県産と北海道産のそば粉をブレンド。細めなのが特徴で、コシが強くなるよう心がけて手打ちしている。つけ麺カレーそばだけでなく、季節限定の柚子(ゆず)切りそばやお得なセットメニューなどもお薦めだ。

 店は1986年、父正美(まさみ)さん(75)がオープン。黒尾さんは会社勤めなどの後、都内のそば懐石店で修業を積んで店に入り、おととしから店長となった。

 黒尾さんは「そばの風味と、カレーのスパイシーさやクリーミーさをぜひ味わってほしい」と来店を呼びかけている。

 ▼メモ つけ麺カレーそばは1100円(揚げもち付き、えび天付きは1380円)▽矢板市扇町1の17の46▽営業時間 午前11時~午後2時15分、午後5~8時半▽定休日 土曜▽(問)0287・44・2252