宇都宮市在住の横笛演奏家狩野嘉宏(かりのよしひろ)さんは、演奏活動30周年を記念した横笛リサイタルを3月25日、東京・観世能楽堂で開く。自身が作曲した「星河(ほしのかわ)」など10曲を予定。初めて総檜作りの本格的な能舞台を会場とする節目の演奏会に、「どういう音が響くのか、わくわくしている」と意欲を燃やす。
曲目はオリジナルの「星河」「凍星(いてほし)」、臼井佳子(うすいよしこ)さん(同市)が朗読する「菊」ほか、「荒城の月」など。老松を背景に伝統の舞台に立つ心境を「能楽の聖地が笛一本でどんな空間になるか。音だけではない何かを感じ取ってもらえれば」と語る。
残り:約 642文字/全文:932文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする