「サシバの里帰り 純米吟醸」を入野町長(左)に手渡した河野社長(中央)ら

 市貝町と上根の惣誉(そうほまれ)酒造が協働して開発した地酒「サシバの里帰り 純米吟醸」が完成し、サシバにかけた「3月4日午前8時」に発売する。販売を前に同社の河野遵(こうのじゅん)社長(61)らが2月27日、町役場を訪れ入野正明(いりのまさあき)町長に完成を報告した。

 サシバの里帰りは町内の酒米と水を使い、同社が醸造。町が公募したラベルデザインのボトルに詰めて完成した。町内の酒販店10店だけが販売する“町内完結”の日本酒だ。1月下旬に仕込み、各酒販店が予約を受けた約1400本が2月24日に瓶詰めされた。