大田原市内のトウガラシの生産農家や製造、販売業者らでつくる大田原とうがらしの郷づくり推進協議会が、2023年のトウガラシ生産農家戸数・栽培面積の倍増を目指している。生産量は日本一を宣言した19年をピークに新型コロナウイルス禍でいったん減少したが、コロナの影響が和らぎ大幅な需要増が見込めるためだ。2月には2度にわたって新規栽培者を募る説明会を開くなど精力的に活動している。
市内のトウガラシ栽培農家は19年の189戸から、22年には77戸に減少。栽培面積も19年の約18・8ヘクタールから22年は約6・5ヘクタールにまで落ち込んだ。理由はコロナ禍による需要の減少。時短営業などを強いられた飲食店での需要が先細りとなり、それに伴い業務用トウガラシを扱う食品メーカーの注文が減ったためだ。
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