町なす風土記の丘資料館を見学する出席者

 【那珂川】常設展示のリニューアル工事が本年度行われた小川の町なす風土記の丘資料館と馬頭の町馬頭郷土資料館で28日、関係者向けの内覧会が開かれた。両館とも4月1日にリニューアルオープンする。

 両館とも開館から30年以上たつことから、展示内容を一新。町馬頭郷土資料館の収蔵資料のうち古代の発掘品などを町なす風土記の丘資料館に移管し、同館は縄文〜奈良・平安時代、町馬頭郷土資料館は中世〜近現代の資料を展示する拠点として、それぞれの位置付けを明確化させた。

 併せて小川の町小川郷土館にあった近現代の資料を町馬頭郷土資料館に移管。町小川郷土館は従来、希望者に内部を公開してきたが、今後は用途廃止により非公開とする。それに伴い町馬頭郷土資料館はリニューアルオープン後、町郷土資料館に名称変更する。

 内覧会は関係者約30人が出席。町なす風土記の丘資料館で行われた式典で福島泰夫(ふくしまやすお)町長は「地域に親しまれ、魅力ある資料館となるよう一層努力を重ねていく」とあいさつした。出席者はその後、学芸員の案内で両館を見学した。

 リニューアルオープンに合わせ4月1〜27日、町なす風土記の丘資料館は町民の観覧料を無料とする。