栃木県日光市本町の日光田母沢御用邸記念公園で、樹齢約400年のシダレザクラが見頃を迎え、庭園を彩っている。
同市の天然記念物に指定されるシダレザクラは高さ約15メートル、幹周り約4メートル。今年は例年に比べ10日ほど早い3月31日に開花した。
同園では現在、通常は非公開の大正天皇の妻・貞明(ていめい)皇后が使っていた「皇后御学問所」を特別公開している。
晴天の10日は、来園者たちが2階にある御学問所や庭園から満開のシダレザクラに見入ったり、写真撮影したりしていた。同園管理事務所の大木貞史(おおきさだふみ)さん(46)は「この時季だけの御学問所からの眺望や、シダレザクラの素晴らしい景色をぜひ見てほしい」と話した。
シダレザクラは今週中まで楽しめるという。特別公開は5月15日まで。