約1400人を魅了した劇団四季のミュージカル「人間になりたがった猫」=4日午後、県総合文化センター

 劇団四季ファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」宇都宮公演(下野新聞社、とちぎ未来づくり財団主催)が4日、県総合文化センターメインホールで行われた。躍動感あふれるダンスや美しい歌声で、来場した約1400人の観客を魅了した。

 作品は米児童文学作家のロイド・アリグザンダー発表の同名小説が原作。魔法使いの飼い主によって2日間だけ人間になった主人公の猫・ライオネルが冒険する物語。さまざまな登場人物との出会いや交流を通し、人間のあるべき優しさや仲間の大切さなどを描いている。

 宇都宮公演での披露は8年ぶり。華々しい上演が終わると、会場は万雷の拍手に包まれた。両親と鑑賞した那珂川町馬頭小2年星音羽(ほしおとは)さん(7)は「私も主人公のように友達を守れる人になりたい。将来は劇団四季に入りたい」と笑顔で話した。