強い日差しの下、半袖姿で日傘を差す通行人ら=17日午後2時30分、宇都宮市馬場通り1丁目

 県内は17日、高気圧の影響で気温が上昇し、全14観測地点のうち7地点で最高気温が30度を超える真夏日となった。佐野は猛暑日に迫る34・5度を観測し、宇都宮は今年初の真夏日だった。宇都宮地方気象台によると、18日はさらに気温が上がる可能性があり、熱中症対策を呼びかけている。

 同気象台によると、最高気温は小山33・2度、真岡31・8度、宇都宮31・3度、鹿沼30・7度、大田原30・6度、那須烏山30・5度と続いた。各地で平年より6・7〜10・5度高く、真夏の気温となった。

 16、17の両日の気温は、山から乾燥した風が吹き下ろし気温が上がる「フェーン現象」の影響とみられる。18日の最高気温は、宇都宮と大田原でいずれも33度の予報となっており、同気象台は「体が暑さに慣れていないので熱中症に気を付けて」と訴える。

 高齢者や子どもらに対し、こまめな水分補給を行うよう周囲が気を配るほか、屋外での運動を避けるといった予防を促している。