麦刈りを体験する親子

鎌を手に麦刈りを体験する親子

麦刈り体験をする親子

麦刈りを体験する親子 鎌を手に麦刈りを体験する親子 麦刈り体験をする親子

 【栃木】麦秋の風景と地域交流を通して市の魅力を発信し、移住定住を促進しようと、大平町新(あらい)の永田農園で28日、親子麦刈り体験が行われ、県外・市外の親子と市内の親子など約60人が参加した。

 麦刈り体験は、大平町出身でビール麦の父ともいわれる功労者田村律之助(たむらりつのすけ)(1867~1932年)の顕彰団体「田村律之助顕彰会」が、5年前から行っている。今年は市の移住定住支援コーディネーターなどと協働し、初めて市内への移住定住を考えている人や既に移住した人を対象に実施した。

 参加者は最初に麦の種類や刈り方を学んだ後、鎌を使って2千平方メートルほどある畑の一部から約10キログラム分の二条大麦を収穫した。

 友人と一緒に参加した東京都小金井市、会社員工藤亜美(くどうあみ)さん(23)は「麦刈りは初めての経験だったが、楽しめた。この交流を機に移住定住も検討したい」と話した。

 体験後は、移住者でヨガインストラクターの中居花菜(なかいかな)さんによる親子ヨガや移住トークなどが行われた。