買い物客に「ゆうだい21」をPRする宇大の学生ら=17日午前、宇都宮市五代1丁目

 JA全農とちぎパールライス部と宇都宮大は17日、宇都宮市内のスーパー・フードオアシスオータニの五代店と宇都宮駅東店で、同大が開発した県産米「ゆうだい21」の試食販売PRを実施した。

 ゆうだい21は国立大が開発した初の水稲新品種として2010年に品種登録され、ことし1月にオータニでの販売が始まった。

 この日は同大農学部の学生ら6人が法被を着て店頭に立ち、買い物客に甘みや粘りの強さなど、ゆうだい21の特徴をアピール。試食した夫婦や女性からは「今食べているものよりおいしい」などと好評で、五代店では1時間で2キロ入りの商品が20袋以上売れた。

 同部4年、田崎碧葉(たさきあおば)さん(21)は「お客さまに喜んでもらえると、開発したかいがあったと感じる。販売量を増やすことで、生産者の増加にもつなげたい」と話した。