【足利】全国で夜景観光に取り組む自治体や民間企業が一堂に会する「夜景サミット」が11月2日、朝倉町のあしかがフラワーパークプラザ(市民プラザ)で開かれることが決まった。早川尚秀(はやかわなおひで)市長が30日の定例記者会見で明らかにした。同市での開催は2017年以来2回目。早川市長は「県誕生150年の節目の年。県や県内事業者との連携も決定している」と述べ、力を入れる姿勢を示した。
サミットは09年に始まり、今年で14回目となる。夜景観光の普及、啓発に取り組む一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローと市が主催する。
市は同法人が主催する「イルミネーションアワード」のイルミネーション部門で7年連続1位に輝いているあしかがフラワーパーク(迫間(はさま)町)などの協力を得ながら「夜景観光の町」としてのブランドイメージの向上を図っている。17年のサミット時から市内名所をライトアップするイベントを継続したり、同法人が主催する他のサミットに出席したりし、誘致活動に取り組んできた。
当日は夜景観光に関するシンポジウムや講演会のほか、同法人が認定する「日本夜景遺産」の認定授与式などが行われる予定。詳細は今後、協議する。
またサミットに合わせて、史跡足利学校や鑁阿(ばんな)寺、足利織姫神社を会場に、恒例の夜景イベント「足利灯(あか)り物語」も実施する。