宇都宮地方気象台は3日午前5時58分、「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では3日昼過ぎから夜遅くにかけて、雷を伴う激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある見込み。気象台は大雨による低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意するよう呼びかけている。

 3日は関東甲信地方の上空約6千メートルに、氷点下9度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込み。日中は晴れて地上気温が上昇する。このため、県内では3日昼前から夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みという。

 県内では3日午後は雷を伴った激しい雨の降る所があり、3日夕方から夜のはじめ頃にかけては局地的に非常に激しい雨が降る見込み。予想よりも雨雲が発達した場合には、警報級の大雨となる可能性がある。気象台は、3日昼前から夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は建物内に移動するなど安全を確保するよう呼びかけている。降ひょうのおそれもあるため、農作物の管理にも注意が必要という。

 3日に予想される1時間降水量は、多い所で50ミリ。3日午前6時から4日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で80ミリとなっている。