核兵器のない平和で公正な世界を目指す「原水爆禁止国民平和大行進」が8日、宇都宮市内で行われた。約50人が平和の尊さを訴えながら歩いた。
大行進は1958年に広島県から始まった。今年は全国11幹線コースで行われる。県内は1日に那須町からスタートし、15日まで県内全市町を歩く。
8日は、原爆慰霊碑がある同市の県総合運動公園憩の森を出発。「核兵器のない世界を」「平和憲法を守ろう」と書かれたのぼりや、さくら市の東輪寺でともし続けられている「広島原爆の残り火」を掲げた参加者が明保野公園まで約5・8キロを歩いた。
宇都宮市実行委員長の増山民江(ましやまたみえ)さん(74)は「平和は自分たちで守るという意識を市民一人一人が持ってほしい」と話した。