【栃木】千葉県柏市在住のブルースシンガー十字郎(じゅうじろう)さん(53)が15日、巴波川の幸来橋のたもとにあるナマズの碑近くで、ミニ野外ライブを行い、ブルースの古典「ナマズのブルース」を披露した。
十字郎さんは多くの著名ミュージシャンと共演経験があり、千葉県や東京都の飲食店などでブルースミュージックを演奏している。
米国のミシシッピ川流域を起源とするブルースは、川に生息するナマズが歌詞に登場することが多い。十字郎さんはナマズの恩返し伝説の碑が立つ巴波川に興味を持ち、幸来橋近くの古民家カフェ「舟見茶屋」でライブをするため訪れた。
この日の昼は店の前で「キャットフィッシュブルース(ナマズのブルース)」や、利根川で繁殖するアメリカナマズを歌った自作の「マッドフィッシュブルース」など5曲を歌った。「ミシシッピ上流のシカゴのように、(利根川水系上流の)栃木をブルースの聖地にしましょう」と語った。