日光市を除く県内で3学期制を導入している13市町の公立小中学校で20日、終業式が行われた。子どもたちが楽しみにしていた夏休みがいよいよ始まる。
野木町友沼の友沼小(130人)では新型コロナウイルスの感染対策のため、オンラインで終業式を行い、児童たちは各教室でテレビを見つめた。
写真のスライドで1学期の学校行事を振り返り、代表の児童2人が1学期の思い出や2学期の抱負を発表した。神原千里(かんばらちさと)校長は「熱中症や交通事故に気をつけながら、よい休みにしてください」と呼びかけた。
終業式後、6年生の教室では、担任が児童一人一人と机越しに向き合った。学習や生活面について「頑張ったね」などと声をかけ、通知表を手渡した。五月女未華(そうとめみか)さん(11)は「今年は、コロナ禍で行けなかった場所に家族や友人と出かけたい。勉強も頑張り、充実した夏休みを送りたい」と声を弾ませた。
県教委によると、2学期制の学校を含む県内24市町の公立小中学校と義務教育学校の452校は21日から、夏休みに入る。日光市の小中学校は22日から。