栃木県内は20日、午後4時までに熱中症の疑いで9人が救急搬送された。80代の1人は入院治療が必要な中等症で、8人が軽症だった。

 県内の各消防局、消防本部によると、真岡市内では女性(85)が農作業から帰宅後に救急搬送され、中等症だった。ふらつきなどの症状が出ていたという。

 軽症は20〜80代の男女。小山市の男性(22)は前夜から発熱があり、朝までに体調が悪化し搬送された。

 同日は佐野の34・4度をはじめ、県内全14観測地点のうち9地点で最高気温が30度を超える真夏日となった。

 また県は20日、芳賀町で19日夜に搬送された男性(84)が重症だったと発表した。男性は同日夕から、自宅でエアコンを使用せずに横になっていたという。