指導を受けながら竹とんぼの羽根を削る子ども

 【矢板】地域住民有志で運営する乙畑小の放課後子ども教室「乙畑ひまわりスクール」は26日、同校で夏休みイベント「竹とんぼ作り」に挑戦した。

 35人の1~6年生が、市内のボランティア団体「創年大学ぶらぶらクラブ」や住民らのサポートを受け、小刀を握った。用意された手作り教材の羽根を少しずつ削って形を整え、同クラブのメンバーに仕上げてもらった。完成した自作の竹とんぼを子どもたちは校庭で何度も飛ばしていた。

 3年峯村茉歩(みねむらまほ)さん(9)は「おしゃべりしたり色を塗ったり楽しかった。スタッフの方が声をかけてくれたので上手にできた」とうれしそうに話した。

 市内で住民が主体となって毎日運営される放課後子ども教室は同スクールが唯一。普段はボランティアスタッフ49人が1~4年生50人を預かっている。